ハワイアン航空、オハナ・バイ・ハワイアンのブランドを運休

ハワイアン航空、オハナ・バイ・ハワイアンのブランドを運休

ニュース画像 1枚目:オハナ・バイ・ハワイアン
© Hawaiian Airlines
オハナ・バイ・ハワイアン

ハワイアン航空は、2020年11月1日(日)付けで、エンパイア・エアラインズに運航を委託する「オハナ・バイ・ハワイアン」ブランドの旅客便を運休すると発表しました。旅客便、貨物便とも、一時的に休止します。新型コロナウイルス・パンデミックによる検疫体制、旅行需要の減少を受けた対応です。

ハワイアン航空は10月、アメリカ連邦政府によるコロナウイルスに対応する給与支援プログラム(PSP)の期限切れを受け、およそ2,500名の雇用削減を実施しました。これに続くリストラ策で、オハナ・ブランドの運休で、ホノルル発着のモロカイ島、ラナイ島への定期便が運航を停止します。これに加え、ハワイ諸島内の貨物便も運休します。ホノルル発着のカパルア線は3月から運休しています。

今回の措置は、旅行需要の減少、ハワイ州の検疫規制の影響もあるものの、ハワイアン航空のパイロット組合との労働規約の契約条項を踏まえた対応です。ハワイアン航空のパイロットが運航するボーイング717とA321neoのフライトが大幅に減少した場合、オハナ・バイ・ハワイアンのフライトが提供できなくなる規定があります。

ハワイアン航空は2014年にATR-42ターボプロップ機で、ハワイ諸島間を結ぶオハナ・バイ・ハワイアンの運航を開始し、2018年夏にATR-72の貨物専用機も導入していました。再開には、ハワイアン航空の便数が大きく回復することが条件になりますが、回復までに時間がかかる見込みです。

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