空自スクランブル発進、2020年度上半期は前年から約100回減

空自スクランブル発進、2020年度上半期は前年から約100回減

ニュース画像 1枚目:小松基地 F-15
© 航空自衛隊 小松基地
小松基地 F-15

防衛省統合幕僚監部は2020年10月9日(金)、航空自衛隊による2020年度上半期の緊急発進(スクランブル)の実施状況をまとめました。対象期間は4月1日(水)から9月30日(水)で、期間中のスクランブル発進の回数は371回でした。2019年度の同時期と比べ、99回減少しました。近年はスクランブル発進の回数が高止まりする傾向にありますが、2016年度以降でもっとも少ない回数でした。

推定を含むスクランブル発進の内訳は、対中国機に対して234回と最も多く、対ロシア機が134回です。傾向としては中国機へのスクランブルはおよそ100回の減少ですが、ロシア機へのスクランブルは前年の135回とほぼ変わらない状況です。

航空方面隊別では、北部航空方面隊が116回で前年から23回の増加、中部航空方面隊が13回、西部方面航空隊が48回、南西航空方面隊が194回でした。南西空は中国機に対するスクランブル発進の回数の減少したことから、前年からほぼ100回減少となりました。

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