787のエンジン不具合は来週にも解消へ-ボーイング

787のエンジン不具合は来週にも解消へ-ボーイング

ボーイングは全日空(ANA)が運航に投入していた787型エンジンのギアボックスで不具合を起こす可能性について、「来週早々にも対応が完了する」見込みを示しました。ボーイングが開催した第2四半期の決算概要でのコメントです。

この問題はトレント1000エンジンの歯車がさびて腐食、損傷する不具合が発生する可能性あったもの。ボーイングのコメント通りであれば、来週中までには再び導入済みの全11機体制で運用されることになります。ボーイングではこの不具合は「マイナー」なもので、787全体、またトレント1000エンジンに大きな影響はないとの見方です。

なお、この2012年4月から6月末までの第2四半期の787のハイライトはサウスカロライナ州のノースチャールストン工場で製造された初めての787ドリームライナーが初フライトを行ったこと。ラインナンバー「46」のエア・インディア向け機材で、機体番号(レジ)「VT-ANI」として登録される予定の機材。デリバリー予定がエア・インディア側の問題もあり、遅れているため、ボーイングではデリバリー数としては予定外と見ているようです。

この記事に関連するニュース
メニューを開く