陸自オスプレイ、11月20日に初めて場外飛行 試験飛行が本格化

陸自オスプレイ、11月20日に初めて場外飛行 試験飛行が本格化

ニュース画像 1枚目:木更津駐屯地内でホバリングするV-22 (redbull_23さん撮影)
© FlyTeam redbull_23さん
木更津駐屯地内でホバリングするV-22 (redbull_23さん撮影)

陸上自衛隊第1ヘリコプター団は2020年11月20日(金)、ティルトローター機のV-22オスプレイによる初めての場外飛行を実施しました。飛行した機体はビューロナンバー「91701」とみられます。

木更津駐屯地に暫定配備されたV−22オスプレイは11月9日(月)、場内でホバリング飛行を実施しました。これを受け、11月10日(火)に場外飛行を予定していましたが、これが延期されていました。

11月10日(火)に場外飛行前の点検としてホバリングを実施しましたが、コクピットで警告表示が確認され、念のため場外飛行を中止し、再び点検が実施されています。この警告表示は、乗員に注意を喚起する複数の段階のうち、もっとも軽微な「推奨」の表示でした。表示内容は、機体の潤滑油の再点検を促すもので、飛行の安全に直接影響が及ぶ事項ではありません。この機体は、尾翼に「JG-1705」と記されているビューロナンバー「91705」とみられます。

今回、場外に初めて飛行した機体は、11月19日(木)にホバリングを実施し、場外飛行を前に確認を経て、飛行しています。オスプレイが場外で試験飛行を開始したことで、本格的に初期作戦能力(IOC)の獲得に向けて、着実に課題への取り組みを進めます。

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