アズールにカラフルな特別塗装機、絶滅危惧種や生物多様性を表現

アズールにカラフルな特別塗装機、絶滅危惧種や生物多様性を表現

ニュース画像 1枚目:アズールブラジル航空 E195-E2特別塗装機
© Embraer
アズールブラジル航空 E195-E2特別塗装機

アズール航空は2020年12月3日(木)から、ブラジルの生物多様性とアマゾン地域に生息する絶滅危惧種のアオコンゴウインコを機体全面に描いたE195-E2特別塗装機、機体記号(レジ)「PS-AEF」の運航を開始しました。サンパウロ居住のアーティスト、Luiz Pardalさんがデザインを手がけています。機体の愛称は「Ararinha Azul」で、アオコンゴウインコを意味します。

アオコンゴウインコは20年以上前に絶滅したと考えられていましたが、最近になり、飼育された環境で数羽が発見されています。こうした背景から、アズールの社名とも重なる「Ararinha Azul」を左右の胴体に3羽ずつ描き、58色の塗料を使用したカラフルなデザインから生物多様性が表現されました。このうち、28色はブラジルの鮮やかな風景を表現するために、この塗装機向けに特別にブレンドされた塗料です。

複雑な塗装を実現するため、特別塗装を仕上げる作業は、エンブラエルのサンホセ・ドス・カンポスにある塗装施設で、10日間かけて実施されました。塗装作業は機体にマスキングを施しながら、自動化されたロボットを使い、計150キロの塗料が使われました。

近年は特別塗装を実施する際、その塗装の重量も考慮されています。今回の塗装はアクゾノーベルが供給し、塗料の総重量は従来の塗料と同じで、耐久性に優れたものが使用されました。雨、巡航速度、気圧の変化、離着陸など、一般的にひび割れの原因となる力に耐えられます。

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