成田への帰国・入国者向け、スカイライナー利用を可能に 国交省が提案

成田への帰国・入国者向け、スカイライナー利用を可能に 国交省が提案

ニュース画像 1枚目:スカイライナー
© 京成電鉄
スカイライナー

国土交通省は2020年12月11日(金)、海外から成田空港に到着した帰国者・入国者向けに、京成電鉄のスカイライナー利用を提案しました。新型コロナウイルス感染症対策分科会で、概要が説明されました。海外から日本へ到着した際、入国後14日間は原則、全員に公共交通機関を利用せず、自宅など待機場所で隔離期間を設けるよう要請されています。しかし、実態として公共交通機関が利用される場合があり、自家用車で迎えに来てもらう手段でも家族の負担が大きいことが指摘されていました。

こうした状況の打開策として、スカイライナーで成田空港駅、または空港第2ビル駅から京成上野駅まで利用できるようにします。京成上野駅から最終目的地まではハイヤー、または自家用車の利用です。ただし、利用条件として、追跡できるよう事前に必要な情報を入力し、鉄道の予約を済ませた上で、帰国・入国となります。成田到着時、新型コロナウイルス検査での陰性判定が必須です。

成田空港では、京成電鉄インフォメーションセンターで予約者の本人確認、発券、案内などで本人確認を実施します。検温、消毒や受付時の動線の混線防止、マスク着用は必須で、つけていない場合は配布します。また、座席位置も記録します。

乗車は上野方面の8号車を帰国・入国者向け専用、7号車を緩衝車両として、一般と接触する環境をできる限り排除します。乗下車時の動線の混線を防ぎ、途中下車の禁止や車内での感染防止対策の周知を実施します。

下車駅の京成上野駅から自主隔離の目的地への移動は、ハイヤーの利用となります。ハイヤーは車内消毒や換気、乗車前に手指消毒を実施します。なお、自家用車で送迎する場合も、車両番号・同乗者・連絡先を確認し、追跡調査への協力に同意を求めます。

メニューを開く