アメリカ空軍、F-15EX戦闘機の初号機を正式受領 | FlyTeam ニュース

アメリカ空軍、F-15EX戦闘機の初号機を正式受領

ニュース画像 1枚目:初飛行時のF-15EX戦闘機
初飛行時のF-15EX戦闘機

アメリカ空軍は2021年3月10日(水)、ボーイングからF-15EX初号機を正式に受領したと発表しました。ボーイングは2021年2月2日(火)、セントルイス・ランバート国際空港でF-15EX初号機による初めての試験飛行を実施。これを受け、ボーイングの防衛・宇宙・安全保障 (BDS)部門は、計画していた納入時期を2021年第2四半期から第1四半期後半に前倒しすると発表していました。

F-15EX初号機は今後、フロリダ州のエグリン空軍基地に運ばれ、アメリカ空軍による試験が実施されます。2機目のF-15EXも2021年4月末までにエグリン空軍基地に納入される予定です。

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アメリカ空軍は2020年7月、ボーイングとF-15EX戦闘機の初期生産ロット8機を契約しており、残る6機のうち1機は2023年度にエグリン空軍基地に納入され、運用試験を受ける予定です。運用能力の獲得後は、2024年度から2025年度にかけて納入されるF-15EXを第173戦闘航空団(173WG)、第142戦闘航空団(142WG)に配備します。いずれもオレゴン州の部隊で、173WGでは現在使用するF-15C/D訓練機をF-15EXに更新して引き続き訓練で使用し、142WGはF-15EXを部隊で初めて運用します。

F-15EXは2人乗りの戦闘機で、フライ・バイ・ワイヤを採用し、デジタル・コクピット・ディスプレイ、高度なアビオニクス・システムを備えています。F-15Eにも搭載する電子戦システム「イーグル・パッシブ/アクティブ・ウォーニング・サバイバビリティ・システム(EPAWSS)」なども搭載されています。

アメリカ空軍は、ボーイングからF-15EXを144機導入する予定で、F-15C/Dの後継機として運用する計画です。F-15C/Dは平均使用年数が37年超と耐用年数に近づき、その更新が求められています。F-15EXプログラムは、2040年代まで国防戦略上の能力、要求を満たし、費用対効果に優れていると判断され、2019年2月から本格的に更新プログラムが進められています。

高額な第5世代の戦闘機より安価で、データリンクなど最新の戦術を導入できるシステムと最新の兵装を搭載できるF-15EXへの更新は、防衛や紛争時の用途に重要な役割を担うと想定されています。

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