NHK「国際報道2021」、コロナ禍のエチオピア航空の輸送体制を特集

NHK「国際報道2021」、コロナ禍のエチオピア航空の輸送体制を特集

ニュース画像 1枚目:エチオピア航空貨物専用機 イメージ
© Ethiopian Airlines
エチオピア航空貨物専用機 イメージ

NHK BS1では2021年3月19日(金)、国際報道2021でエチオピア航空のワクチン輸送体制の強化を紹介し、ビジネスチャンスと捉えた取り組みを放映します。番組は、22時から40分間です。出演はキャスターとして池畑修平さん、酒井美帆さん、今井翔馬さんです。

日本への輸入も始まった新型コロナワクチンの輸送ですが、ファイザー製のワクチンはマイナス70度を保つ必要があり、航空会社が保有する既存の設備で対応できないケースもあります。ワクチン輸送をきっかけに世界の航空物流における信頼性獲得を目指すエチオピア航空の取り組みを紹介していきます。

エチオピア航空はボーイング777貨物専用機を10機、ボーイング737-800型機の旅客機から貨物専用機に改修した2機、計12機の貨物専用機を保有していますが、これに加え旅客機22機を貨物仕様に変更。世界で定期旅客便が減少し、国際航空物流のスペースが逼迫する中でもワクチン輸送への対応に備えています。

旅客機に搭載する座席を取り外し、国際的な各種の基準や要件を満たした仕様に変更、アフリカ全土に医療用品を輸送する体制を整えました。旅客機の客室部分を貨物仕様に変更した場合でも、貨物専用ドアなど大型ドアが付けられないことから、客室内での積み下ろしが効率的に作業できるよう取り組んでいます。

世界の航空物流を支える上で、サービスを高次元に高めるさまざまな取り組みを展開することで、医療機器を大量かつ高速に輸送する体制を整え、信頼を高める取り組みが航空機、さらにハブ空港とするアディス・アベバ空港での貨物ターミナル施設を含めて紹介されます。

エチオピア航空はコロナ禍以前から「ビジョン2025」を掲げ、空港の旅客施設の拡張、貨物施設の拡充など継続的な取り組みを進めていました。コロナ禍の発生で、経営計画を柔軟に展開する施策も注目されます。

期日: 2021/03/19
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