ANA国際線仕様スターアライアンス塗装の777-300ER、離日

ANA国際線仕様スターアライアンス塗装の777-300ER、離日

ニュース画像 1枚目:主に国際線で活躍したJA731A (Keitaro Narushimaさん撮影)
© FlyTeam Keitaro Narushimaさん
主に国際線で活躍したJA731A (Keitaro Narushimaさん撮影)

全日空(ANA)のボーイング777-300ER型機、機体番号(レジ)「JA731A」がANA9431便として2021年4月7日(水)、離日しました。羽田空港を離陸、ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港を経由し、モハーヴェ空港に向かうとみられます。

「JA731A」は、2021年3月29日(月)のロサンゼルス発羽田着のNH105便としての運航が最後の定期便となった模様です。この機体は、ボーイングのエバレット工場で製造され、2004年8月初旬に初飛行しています。10月下旬にANAに納入され、退役に至るおよそ17年間、一貫してANAで運用されてきました。

この機体は運航開始時から、スターアライアンス特別塗装機としてANAが加盟するアライアンスのロゴを胴体に大きく記し、主に国際線で使用されました。垂直尾翼には「スター」の星と「世界の五大大陸」をモチーフとしたスターアライアンスのロゴ・マークが描かれています。

4月5日(月)時点で、ANAに在籍するスターアライアンス特別塗装機は、導入順に「JA731A」、767-300ER型の「JA614A」、737-800型の「JA51AN」、787-9型の「JA899A」の4機です。このほか、2020年度には2020年12月16日(水)に777-200型の「JA712A」、2021年1月26日(火)に「JA711A」がそれぞれ離日しています。ANAが保有するスターアライアンス特別塗装機は、2020年度は6機でしたが、2021年度は3機に半減します。

コロナで急増するANAの退役機(1):日本から送り出す前に

なお、解体事業を手がけるGAテレシスは2021年4月1日(木)付けで元ANAの777-200型3機の解体を終了したと発表しています。いずれの機体かは不明ですが、2018年から2020年前半までに退役した「JA8969」「JA703A」「JA706A」、またはコロナ禍で退役した「JA705A」「JA711A」「JA712A」の6機いずれかが解体された機体とみられます。

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