陸自、2021年度富士総合火力演習の一般公開中止

陸自、2021年度富士総合火力演習の一般公開中止

ニュース画像 1枚目:過去の富士総合火力演習
© FlyTeam ニュース
過去の富士総合火力演習

陸上自衛隊は2021年5月下旬に東富士演習場で実施する「富士総合火力演習」の一般公開の中止を決定しました。例年の富士総合火力演習は8月下旬ですが、東京五輪の開催にあわせ2020年は日程を変更、2021年も五輪開催にあわせ前倒しされています。一般公開の中止は、陸自の公開イベントとして最大規模の人数を集めることを受け、2020年度と同様、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から決まりました。

富士総合火力演習は、陸自が装備する各種装備品を使用した実弾演習で、多数の回転翼機も参加しています。日ごろの訓練の成果として、陸自最大規模で公開演習が披露されてきました。航空自衛隊、海上自衛隊の航空機も参加し、この数年は島嶼防衛を主眼とした訓練が披露されており、陸海空の自衛隊による統合訓練・演習を意識した陸自の対応が紹介されています。戦車や大砲、航空機からの実弾射撃はほかでは見られないため、人気の高いイベントです。

なお、陸幕広報室は、5月22日(土)に部内のみで教育演習を予定しています。この演習の報道公開についてはまだ検討段階です。2020年は、陸上自衛隊のYouTubeチャンネルでライブ映像配信が実施されており、この配信についても期待されます。

期日: 2021/05/22
メニューを開く