厚生労働省によると、2021年3月に空港検疫で判明した新型コロナウイルス感染症の陽性者数は計172名でした。空港別の内訳は、成田102名、羽田34名、関空31名、中部4名、福岡1名です。現在、海外との航路を持つ空港は、国内では5空港を「検疫集約空港」として限定し、入国者に対してPCR検査を実施しています。
陽性者の旅行エリア別で見ると、最も多い国はパキスタンで43名、次いでフィリピン17名、アメリカ14名です。1名が複数エリアを訪問した場合も含め、地域単位ではアジア88名、ヨーロッパ41名、北米15名、アフリカ13名、南米と中東がそれぞれ9名、中米・カリブ2名です。
陽性者172名の症状は、無症状が148名、発熱12名、咽頭痛や咳などの症状を含むその他が12名でした。年代別は、20代が44名と最も多く、次いで30代が40名、40代が39名、50代が28名となっています。
■空港別陽性者判明数
成田空港 102名
羽田空港 34名
関空空港 31名
中部空港 4名
福岡空港 1名