室屋選手、22年開始のワールドチャンピオンシップエアレース 正式参加

室屋選手、22年開始のワールドチャンピオンシップエアレース 正式参加

ニュース画像 1枚目:2019年、レッドブルエアレース千葉大会の室屋選手 (sshzeさん撮影)
© FlyTeam sshzeさん
2019年、レッドブルエアレース千葉大会の室屋選手 (sshzeさん撮影)

「レッドブル・エアレース」が2019年に終了し、その後継となる新たなレース「ワールドチャンピオンシップエアレース(WCAR)」に室屋義秀選手の正式参戦が決まりました。WCARの公式Facebook、公式Twitter、室屋選手が2021年5月2日(日)、それぞれ発表しました。室屋選手は、レッドブル・エアレース2017シーズンに母国開催の千葉大会を含む4大会で優勝し、アジア人初のワールドチャンピオンを獲得。レッドブル・エアレース最後の1年となった2019年は年間総合2位と活躍し、新たなWCARでもさらなる活躍が期待されます。

WCARは、国際航空連盟(FAI)と2022年第1四半期のエアレース開催について合意しています。WCARはFAI公認イベントの独占開催権を得て、すでに協力企業との提携など活動など開催に向けた準備を整えています。2022年はシーズン1として、レッドブル・エアレースで使用したエクストラなど、従来の機体を使用する予定です。シーズン3に当たる2024年には、持続可能な燃料の使用、電動垂直離着陸機(eVTOL)などの導入をめざし、世界最速はもちろん、未来に視野を向けた航空機レースとして復活します。

FAIは、エアレースシリーズの正式承認で、安全性、スポーツガバナンスについて専門的な知識を提供し、次世代のパイロット育成につなげるプログラムとして歓迎しています。今後、エアレースの開催会場などが選定されますが、レッドブル・エアレースでは世界34都市で開催されており、このレース再開で航空の未来、都市部のモビリティ、持続可能でクリーンな技術紹介もめざします。

室屋選手はこの新たに生まれ変わるエアレースに、「レーストラックで再び世界トップクラスのパイロットたちと戦えることを楽しみにしています!」とTwitterでコメントしています。

■これまでの参加表明されたレースパイロットたち
Yoshi Muroya, レッドブル経験あり
Juan Velarde, レッドブル経験あり
Kevin Coleman, レッドブル経験あり
Pete McLeod,
Ben Murphy, レッドブル経験あり、元レッドアローズ
Mika Brageot, レッドブル経験あり
Patrick Davidson, レッドブルのChallenger経験あり
Martin Sonka, レッドブル経験あり
Melanie Astles, レッドブルのChallenger経験あり、女性初のトップクラス参戦
Florian Berger, レッドブルのChallenger経験あり 
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