ソラシドエアは2021年7月17日(土)、ボーイング737-800型の機体記号(レジ)「JA810X」を「神都高千穂タヂカラオ号」として運航開始しました。アマテラスオオミカミを外に導き出すため剛力で岩戸をこじ開けたタヂカラオノミコトを機体に描き、コロナ時代の早期終息と自由に往来できる時代を取り戻すよう願いが込められたデザインです。
運航初日の7月17日(土)は、羽田発9時45分、宮崎着11時25分のSNJ55便、宮崎発11時55分、羽田着13時30分のSNJ56便に投入。この2便では、高千穂町オリジナルデザインのお菓子「プリングルス」、釜炒り茶、情報誌、搭乗証明書などの記念品が配付。また、宮崎空港では就航セレモニーが行われました。
機体には、高千穂神楽の「手力雄(たぢからお)の舞」がデザインされています。タヂカラオ(タヂカラオノミコト)は、日本神話に登場する神様。天の岩戸に隠れたアマテラスオオミカミを外に導き出すため、剛力で岩戸をこじ開けて世界に明るさと秩序を取り戻した神様として知られます。ソラシドエアは、混沌としたこのコロナ禍が「タヂカラオノミコト」の導きで早期終息、世界中が明るく平和な世になって欲しいとの願いを込めました。
ソラシドエアの機体を使った地域振興プロジェクト「空恋」は、「神都高千穂タヂカラオ号」の運航が31番目の企画となりました。高千穂町は、宮崎県の最北端に位置し、天然記念物の高千穂峡の断崖、その崖から流れ落ちる名瀑「真名井の滝」などで知られます。神話の天孫降臨の地、天岩戸開き神話の舞台、神話の里としても有名です。また、「高千穂の夜神楽」は国の重要無形文化財として、地域の神楽宿で奉納されています。この「神都高千穂タヂカラオ号」は1年半、運航予定です。