全日本空輸(ANA)は、日本国内で製造された新型コロナワクチンをカンボジア、バングラディッシュ、スリランカ、ラオス、東ティモール、フィジー、モルジブへの国際輸送に協力しました。日本政府はCOVAXファシリティを通じ、東南アジアや南西アジア、太平洋島嶼国のおよそ15カ国へ、計1,100万回分の新型コロナウイルス感染症ワクチン供与を発表しており、これに伴う輸送でした。
ANAは2017年11月に日本の航空会社としてはじめて、医薬品の航空輸送認証制度「CEIV Pharma(ファーマ)」を取得。ANA Cargoは、医薬品専用商品のコンテナなどを揃え、ワクチンを厳密な温度管理で安全に輸送・供給するためのオペレーション体制を構築しています。新型コロナワクチン輸送でも2021年2月にブリュッセル発成田着でファイザーの工場があるベルギーから空輸しました。
ANAは新型コロナワクチンの輸送・供給への協力で、コロナ・パンデミックの終息に向けて貢献する方針です。