全日本空輸(ANA)は2021年10月11日(月)から、羽田空港のANAラウンジに防音個室ブース「テレキューブ」をトライアルで設置します。利用者からの声を受け、実用化に向けた検討段階で、期間はおよそ3カ月間を予定しています。設置場所は、第2ターミナル本館南側の62番ゲート付近の4階で営業する「ANA SUITE LOUNGE」受付エリア付近です。
空港ラウンジでリモート会議を行う利用者が増加し、「周囲の音や視線を気にせずに利用できる個室タイプのブースが欲しい」との声がANAに多く寄せられていました。これを受け、快適なラウンジ利用に取り組む施策として、まずは期間限定でトライアルを実施。期間中にアンケートを実施し、ANAは実用化に向けて検討を進めます。
設置する防音個室ブースは、ブイキューブが提供するスチール製で1人用の「テレキューブ ソロ型」です。外部の音を気にならない程度に遮断、内部からの音漏れも少ない防音設計が採用されています。ブース天井には2個の換気ファンが備えられ、耐薬仕様のソファや抗ウイルス・抗菌性仕様のテーブルなど、換気や衛生面にも配慮されています。
トライアル中の利用時間は最大1時間です。利用時はラウンジ受付で申告し、係員からブースの鍵を受け取り、使用後に鍵は受付へ返却する流れです。なお、使用後には係員が清掃し、次の利用者に備えます。