日本航空(JAL)は2021年10月から、日本発アメリカ本土行きの旅客向けデジタル証明書アプリ「VeriFLY」の本格運用を開始しています。アメリカ時間11月8日(月)から、アメリカへ入国する全ての渡航者は、新型コロナウイルスのワクチン接種完了が求められ、アプリ「VeriFLY」は新しい入国要件に対応しています。11月8日(月)現在、ハワイ路線では対応していませんが、年内にも運用開始を予定しています。
デジタル健康証明アプリ「VeriFLY」は、アメリカ入国時に主に使用されており、JALも2021年4月から試験的な導入を始めていました。11月8日(月)からアメリカ入国時の新たな措置により、「VeriFLY」は従来のコロナの検査結果に加え、ワクチン接種証明書にも対応しています。出発当日までにワクチン接種証明書をVeriFLYに登録すると、搭乗手続きのチェックインカウンターでアプリに表示された渡航判定結果を提示すると、確認がスムーズになります。
JALはJAL運航の国内線からJALのアメリカ行き国際線に乗り継ぐ場合をはじめ、JALの日本発アメリカ行き国際線から他社のアメリカ国内線へ乗り継ぎなどでもこのアプリ利用を推奨してきました。11月8日(月)時点での対応路線は、羽田・成田発のニューヨーク、ボストン、サンディエゴ、サンフランシスコ、シカゴ、シアトル、ダラス・フォートワース、ロサンゼルス行きです。
JALはデジタル証明書アプリとして「VeriFLY」以外に 「IATAトラベルパス」、「コモンパス」と3つに対応し、海外渡航時に求められる煩雑な書類確認の手続きなどの利便性向上に取り組んでいます。「VeriFLY」については、年内にハワイ路線での運用を目指し、ヨーロッパ・アジア路線でもこのアプリ展開も検討していきます。
