青森空港に緊急着陸した三沢所属F-16戦闘機、投棄の燃料タンク2個目発見

青森空港に緊急着陸した三沢所属F-16戦闘機、投棄の燃料タンク2個目発見

ニュース画像 1枚目:三沢基地所属F-16 イメージ
© U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Sadie Colbert
三沢基地所属F-16 イメージ

防衛省は、アメリカ空軍三沢基地所属のF-16戦闘機が2021年11月30日(火)18時ごろ、青森空港に緊急着陸した際、投棄した燃料タンクの2個目が発見されたと発表しました。12月2日(木)14時ごろ、1個目が発見された深浦町役場近くから直線距離でおよそ900メートル離れた同じ深浦町内で見つかりました。緊急着陸した機は、F-16C「91-0382」とみられます。

青森空港に緊急着陸したF-16戦闘機は、緊急着陸前に搭載していた燃料タンク2個を投棄し、1個が青森県深浦町内、もう1個が岩木山近くに落下され、この捜索が行われていました。緊急着陸に伴い、青森空港の滑走路が閉鎖され、定期便は1便が引き返し、6便が欠航する影響が生じていました。

また、アメリカ側は当初、民家の無い地域にタンクを投棄したと発表していましたが、1個目のタンクが民家近くで発見され、三沢基地副司令官のティモシー・マーフィー大佐が青森県庁を訪れ、三村知事や深浦町の吉田町長に陳謝していました。

防衛省はこの問題で、鬼木防衛副大臣、東北防衛局長などを青森県に派遣し、対応にあたっています。引き続き、防衛省は東北防衛局職員を現地に派遣、情報収集にあたり、関係自治体などへの情報提供、現地での調整に取り組んでいます。

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