北海道エアシステムのサーブ340B、本拠・丘珠に別れ 整備地・鹿児島へ

北海道エアシステムのサーブ340B、本拠・丘珠に別れ 整備地・鹿児島へ

ニュース画像 1枚目:丘珠を離陸する北海道エアシステム「JA02HC」  (熱血男子さん 2021年12月29日撮影)
© FlyTeam 熱血男子さん
丘珠を離陸する北海道エアシステム「JA02HC」 (熱血男子さん 2021年12月29日撮影)

北海道エアシステム(HAC)のサーブ340B型、機体記号(レジ)「JA02HC」は2021年12月29日(水)、本拠地の札幌・丘珠空港に別れを告げ、鹿児島へ到着しました。乗客を乗せるラストフライトは悪天候のため中止となりましたが、丘珠空港の出発前にはこれまでの活躍び感謝するスタッフが横断幕を掲げ、見送りました。

HACの「JA02HC」は、1998年6月に導入され、機齢は23年半です。導入されてから一貫してHACで運航され、北海道を中心に東北地域へも運航し、「北海道の翼」として活躍しました。

ニュース画像 1枚目:「JA02HC」、鹿児島へのフェリー出発前 (うみBOSEさん 2021年12月29日撮影)
© FlyTeam うみBOSEさん
「JA02HC」、鹿児島へのフェリー出発前 (うみBOSEさん 2021年12月29日撮影)

サーブの退役で、HACの保有機材の更新は終了します。1998年3月の就航時から現在まで、HACは最大3機のサーブを保有していました。3機のうち、「JA03HC」が2020年12月下旬にラストフライトし、整備などを経て2021年5月にアメリカへ売却。「JA01HC」は2021年9月にラストフライトし、鹿児島空港の日本エアコミューター(JAC)施設で売却前整備が実施され、10月にアメリカへ売却されています。

「JA02HC」はすでに退役した2機と同じく、鹿児島空港の日本エアコミューター(JAC)施設で売却前整備が実施されたのち、アメリカへフェリーされます。これにより、国内の航空会社が使用する機種としてもサーブは姿を消します。

ニュース画像 2枚目:鹿児島に到着したJA02HC (OKAの飛行機好きさん 2021年12月29日撮影)
© FlyTeam OKAの飛行機好きさん
鹿児島に到着したJA02HC (OKAの飛行機好きさん 2021年12月29日撮影)
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