中部国際空港(セントレア)や周辺自治体、経済団体で構成する中部国際空港将来構想推進調整会議が2021年12月14日(火)に公表した将来構想について、一般からの意見募集が始まりました。募集期間は1月18日(火)から2月16日(水)で、専用ホームページ、または郵送で受け付けています。この将来構想は、滑走路2本が欠かせないとし、2027年度に誘導路を転用して運用開始し、その後に拡大する埋め立て地に新たな滑走路を設ける案です。
公表された「中部国際空港の将来構想」は、現在の滑走路沖合の西側230ヘクタール(ha)を埋め立てる期間が15年と長期になることから、これより早く滑走路2本体制にできる体制とすることを提案することが大きな柱です。現在の滑走路から旅客ターミナル側の誘導路を滑走路に転用し、長さ3,290メートル(m)、幅45mのB滑走路を整備します。早期の2本目滑走路の整備理由には、世界的な航空需要も考慮しコロナ禍からの需要回復が堅調に進むと予想し、現在の滑走路の整備が必要なこと、24時間化による経済効果が見込めることなどを挙げています。
誘導路転用による2本滑走路体制で、発着枠は1.2倍ほどと想定される需要を満たすには至らないことから、将来的に沖合の埋め立て地を用地とした長さ3500m、幅45mの新たな滑走路整備を目指します。
なお、提出された意見は、その概要をとりまとめ、専用ホームページに掲載される予定です。この意見は、個人情報を除き、公開される場合もあります。