ベル次世代高速VTOL機、アメリカ空軍の新技術支援プロジェクトに選定

ベル次世代高速VTOL機、アメリカ空軍の新技術支援プロジェクトに選定

ニュース画像 1枚目:ベルが公開している次世代高速垂直離着陸機(HSVTOL)イメージ
© Textron / Bell Textron
ベルが公開している次世代高速垂直離着陸機(HSVTOL)イメージ

ベル・テキストロンは2022年2月16日(水)、軍用の次世代高速垂直離着陸機(HSVTOL:High-Speed Vertical Take-Off and Landing)について、アメリカ空軍がベンチャー企業や新たな技術を支援する「AFWERX」プログラムの投資に選定されたと発表しました。HSVTOL機はアメリカ特殊作戦軍への納入が想定され、回転翼機のホバリング機能と戦闘機の速度、航続距離、高い生存性の機能を融合させた航空機で、2021年8月にコンセプトが発表されていました。

HSVTOL機は、回転翼機の機能を改善し、リスクを軽減しながら、デジタルエンジニアリング環境で迅速な開発をめざしています。主な機能は、低ダウンウォッシュ・ホバリング機能、400ノット(時速780キロメートル)超とジェット機のような巡航速度、滑走路いらずの離着陸能力とホバリングの耐久性を備えます。空虚重量は4,000ポンド(約1,810キログラム)から100,000ポンド(約4,530kg)の範囲が想定されています。

コンセプト機としては有人・無人が想定されており、ティルトローター機の機能進化、デジタル飛行制御の技術投入、新たな推進技術の融合などを目指しています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く