カタール航空、A321neo発注をめぐる裁判所の判断を歓迎

カタール航空、A321neo発注をめぐる裁判所の判断を歓迎

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© Qatar Airways
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カタール航空は2022年2月28日(月)、エアバスA350型の塗装剥離をめぐる裁判手続きの関連で、A321neoの契約をめぐるロンドン高等裁判所の判断を歓迎するコメントを発表しました。裁判所は2月18日(金)、4月に予定されているA350に関連する聴聞会まで、エアバスがカタール航空に不利になる対応を実施することないよう指示しています。

今回の裁判所の判断は、カタール航空が発注したA321neo型50機について、エアバスが契約解除や納入延期などをしないよう命じています。このA321neoをめぐる裁判所の判断は、A350訴訟の関連事象として、カタール航空が契約について裁判所に確認していました。

エアバス、カタール航空とも、1月に発注済みA321neoのキャンセルを示唆していました。カタール航空の主張によると、A350の塗装剥離を巡る交渉中、新たなA350の機材受領を拒否。その受領拒否を理由に、エアバスがA321neoの発注をキャンセルの方向に至った模様です。

なお、裁判で争う主要テーマは、カタール航空のエアバスA350型の表面が劣化する塗装剥離について、その原因・対応策です。現在、塗装剥離を理由にカタール民間航空局(QCAA)は計22機のA350について運航停止を命じています。このため、カタール航空はA350で運航予定の機材に変わり、エアバスA380型など代替機を運航ラインに戻して対応しています。

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