ロシアによる侵攻で苦境に立たされているウクライナへの支援策として、防弾チョッキなどを搭載した航空自衛隊KC-767空中給油・輸送機が2022年3月8日(火)、小牧基地から離陸しました。KC-767空中給油・輸送機は、離陸後にまずはアメリカへ向かっています。この後に、ポーランドへ向かい、支援物資を降ろす予定です。現地へ向かっている機体は、空自には2010年1月に導入された「07-3604」です。
KC-767には、防弾チョッキをはじめ、ヘルメット、防寒服、天幕、カメラ、衛生資材、非常用糧食、発電機などが搭載されています。外国への武器輸出を定める「防衛装備移転三原則」の運用指針を改定し、安全保障面で協力関係のある国に加え、新たな規定で国際法違反の侵略を受けているウクライナと加えられて実現しました。
今回の支援物資は、ウクライナの人たちの生命を守り、国際的な紛争拡大を助長するる装備ではないとして、提供が決まりました。