3機のスター・ウォーズ・ジェットを運航する全日空(ANA)は2022年3月31日、ボーイング777型「BB-8 ANA JET」(機体記号:JA789A)のラストフライトを行いました。当初の予定では、「BB-8」は羽田/那覇線と羽田/新千歳線の往復で計4便の臨時便を予定していました。さらに、最後の「BB-8」を見送るためにボーイング787-9型「R2-D2 ANA JET」(機体記号:JA873A)とボーイング777-200ER型「C-3PO ANA JET」(機体記号:JA743A)を並べて、3機が並ぶ特別なシーンが用意されました。
第2ターミナルサテライト前V2スポットに「BB-8」、その左のV1スポットに「R2-D2」、右の408番スポットに「C-3PO」が駐機し、その3機並びが実現しました。「R2-D2」と「C-3PO」がその最後の別れを惜しんでいました。早朝から羽田空港にはそのシーンを眺めようと多くの航空・スターウォーズファンが集まりました。第2ターミナル側のP3駐車場には、その姿を見ようと多くのファンが集まり、出発前の熱気が高まっていました。
ただ、残念ながら「BB-8」はランディングギア・ドアシステムの表示系統の不具合のため、予定されていた午前のNH1423/NH26便 羽田/那覇線の運航はかないませんでした。通常塗装のボーイング767-300型(機体記号:JA615A)に機材が変更されました。最後の「BB-8」の搭乗を目的にしていたファンには、大変残念な結果になってしまいました。
しかし、羽田/新千歳線のNH1413/1414便は予定通り運航。羽田発NH1413便は、V2スポットから17時56分、194名の旅客を乗せて新千歳へ運航。新千歳発NH1414便は、羽田22時21分着で最後のフライトを終えました。「BB-8」は2010年6月初飛行で、12年弱で退役することになりました。ANAでの運航、お疲れさまでした。