本田技研工業(ホンダ)は、日本でホンダジェット(HondaJet)を活用したビジネスジェットの利用拡大、自由な移動の拡大を目指し、航空関連事業だけでなく二輪・四輪ビジネスで培ってきた経験も活かした空・陸を連携した新たなモビリティサービスの展開をめざします。2022年中にホンダジェットによるデモフライトを含む実証を開始し、地方都市間の新たな移動機会の創出に取り組みます。
2022年夏から実証を開始します。この実証では、本田航空が運航・整備するホンダジェット・エリート1機を使い、路線を変えながら複数回のフライトを予定しています。この実証では、日本でビジネスジェットを魅力的なサービスと感じてもらえる環境づくりを重視し、関連する事業者、自治体などと協業する計画です。実証は一般客に有償サービスを行う計画は無く、事業化のめどが立ち次第、ウェブサイトなどで発信する予定です。
ビジネスジェットは、アメリカやヨーロッパなどでは、移動時間が短いこと、自由にスケジュールを設定できること、プライベート空間を確保できることなどを理由に、航空業界でコロナ禍が大きな影響を受ける中でも販売、利用ともに好調でした。日本では、ビジネスジェットそのものの認知度が低いこともあり、ホンダはビジネスユースを想定したデモフライトを含めたフライトと陸上移動の組み合わせを含めた実証、さらに遠隔地医療にも貢献できることも視野に、ホンダジェットの活用をめざします。