ピーチは関西国際空港の深夜早朝時間帯で、継続降下到着方式(Continuous Decent Arrival:CDA)を導入したと発表しました。この方式を採用するのは、香港発関西着のMM68便の関西国際空港での着陸体制について。2012年8月24日の関空到着便から導入し、今後もCDA方式を積極的に実施するとしています。
CDA方式は、巡航高度から降下を開始し、着陸までの降下角度を燃料効率の観点から最適な状態で継続的に降下、着陸する方法。通常は着陸前の降下で、水平飛行に近い飛行を行いますが、CDA方式では水平に近い体制が通常と比べ短くなります。この効果で、燃料を節減し、二酸化炭素削減の効果があり、ピーチのA320型の着陸で1回300ポンドから800ポンドの燃料が削減できます。
ICAOでは、CDA、連続降下進入(Continuous Descent Approaches)、日本での「Tailored Arrival(TA)」方式は連続降下運航方式(Continuous Descent Operations)として降下方式の総称とされています。