ノースロップ・グラマンは2023年11月10日、アメリカ・カリフォルニア州パームデールの施設にて、最新ステルス爆撃機B-21レイダーの初飛行を実施し、成功させました。今後、飛行試験も含めた開発が進むものと思われます。
B-21レイダーは、「第6世代航空機」として開発。ランニングコストの低減、新兵器の搭載やソフトウェアのアップデートなどの迅速化が謳われています。また、今回初飛行を行った機体も含め、試験機はプロトタイプとしてではなく、量産機と同じ形式で製造。スムーズな量産体制への移行が可能だとしています。兵装面では、通常兵器と核兵器の両方を搭載可能。データやセンサー、各兵器の高度な連動と統合を通した、高度かつ柔軟な運用が可能とのこと。
アメリカ空軍は、今後少なくとも100機のB-21レイダーを導入、サウスダコタ州エルズワース空軍基地に配備予定。初号機の納入は2020年代半ばになると予想されており、B-1BランサーやB-2スピリットなどの既存の戦略爆撃機を置き換えます。