“怪鳥”運用するストラトローンチ、元ヴァージン・オービットの747が開発拠点に到着

“怪鳥”運用するストラトローンチ、元ヴァージン・オービットの747が開発拠点に到着

ニュース画像 1枚目:ストラトローンチが取得したボーイング747-400型機
© Stratolaunch
ストラトローンチが取得したボーイング747-400型機

アメリカ・モハーベを拠点に空中打ち上げロケットの開発を行う「ストラトローンチ・システムズ」は、2023年12月6日にボーイング747-400型機「機体記号:N744VG」がモハーベに到着したことを発表しました。同機は、“スピリット・オブ・モハーベ”と名付けられ、今後改修作業を進めて2024年前半に運用を開始する計画です。

同機は、4月3日に米連邦破産法11条「チャプター11」の手続きを開始したヴァージン・オービット社が保有していた機体。空中打ち上げロケットの発射機として運用される予定でした。

「ストラトローンチ・システムズ」は、空中打ち上げロケットの母機である極超音速試験機「スケールド・コンポジッツ ストラトローンチ (通称:ロック)」をすでに所有。6発のジェットエンジンを搭載しており、世界最大のAn-225型機“ムリーヤ”や、ボーイング747-8型機よりも巨大な飛行機で“怪鳥”と呼ばれています。今回取得した747-400と共に、母機として活躍させる計画です。

ニュース画像 1枚目:空中打ち上げロケットの母機である極超音速試験機「スケールド・コンポジッツ ストラトローンチ (通称:ロック)」
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空中打ち上げロケットの母機である極超音速試験機「スケールド・コンポジッツ ストラトローンチ (通称:ロック)」
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