2024年8月29日に九州に上陸した台風10号の影響で、九州を拠点とする天草エアラインとオリエンタルエアブリッジ(ORC)の保有機が仙台空港へ続々と飛来しています。
天草エアラインは8月28日、ATR42-600型機「機体記号:JA01AM(愛称:みぞか号)」を仙台空港へEVAC(避難)させたことを、公式Xアカウントで発表しました。同社は8月29日から30日(金)運航の全便、31日(土)運航の一部便の欠航を発表しています。「JA01AM」の仙台空港への飛来はこれが初めてとみられます。
弊社のみぞか号は、仙台空港へEVAC(避難)しました。
— AMX 天草エアライン(公式) (@amx_official) August 28, 2024
九州各地のみなさまもここ数日はお気をつけてお過ごしください。
迷う前に避難です。#天草エアライン #みぞか号 #仙台空港 pic.twitter.com/7fedlVcKKl
また、オリエンタルエアブリッジ(ORC)のATR42-600型機「JA10RC」と「JA20RC」も、相次いで仙台空港に飛来しています。同社も、台風10号の影響で、自社で運航する長崎・福岡空港発着の離島路線の欠航を発表済み。天草エアラインの「みぞか号」と同様、仙台に“避難”しているものとみられ、思わぬ形で九州を拠点とするATR42が東北で顔を合わせることになりました。「JA10RC」と「JA20RC」も、仙台空港への飛来はこれが初めてとみられます。
台風10号は8月29日現在、九州を暴風域に巻き込みつつ北上中。今後本州を縦断するものとみられ、航空各社でも欠航など、運航への影響が広がっています。