ボーイング、米空軍F-15搭載のAESAレーダーの保守契約を締結

ボーイング、米空軍F-15搭載のAESAレーダーの保守契約を締結

ボーイングは2012年8月29日、アメリカ空軍のF-15が搭載する機械走査式レーダーと、アクティブ電子走査式アレイ(AESA)レーダーに関して、パフォーマンス・ベースド・ロジスティクス(PBL)契約を締結したと発表しました。契約額は8,500万ドルで、これまでの3件の保守契約を包括したものです。

PBL契約は、今までの部品や工数を積み上げる保守契約ではなく、運用目標を達成するための包括的な保守契約で、近年アメリカやイギリスで流行っている契約方法です。必要な部品・サービスを必要な時に提供することにより、稼働率を高めながらコストを低減することが可能となります。

ボーイングは、サポートチームをアメリカ空軍の航空団の中に派遣し、サービスを提供します。

AESAレーダーは、複数の目標を探知・追尾が可能で、電波妨害機能も備えています。操縦士の状況認識力は向上し、機上でのワークロードを軽減しながら生存率を高めます。アメリカ空軍ではF-15のレーダーを順次アップグレードしています。

メニューを開く