32年間ありがとう!ANAの767BCF「JA8323」 アンカレッジへフェリー

32年間ありがとう!ANAの767BCF「JA8323」 アンカレッジへフェリー

ニュース画像 1枚目:羽田空港 2024年10月22日撮影 JA8323 ボーイング767-381/ER(BCF) 全日空
© FlyTeam 矢塚秀さん
羽田空港 2024年10月22日撮影 JA8323 ボーイング767-381/ER(BCF) 全日空

全日本空輸(ANA)のボーイング767-300ER(BCF)型機「機体記号:JA8323」が、2024年11月12日に離日しました。NH9432便として羽田空港を16時39分に出発し、アメリカ・アラスカ州のアンカレッジ空港に向けフェリーされており、退役するものとみられます。

「JA8323」は1992年11月に旅客機としてANAに納入、ANAやエアーニッポンで運用されました。2009年5月には貨物機に改修され、役割を変えつつ約32年にわたって活躍を続けてきました。またANAでは現在2機のみとなる、8から始まる数字4桁のレジの機体でもあります。同機は8月に1度羽田空港へフェリーされましたが、再度成田空港へ戻り通常運用で使用されました。しかし10月末をもって通常運用から離脱し、11月5日に成田空港から羽田空港へ再度フェリーされ、しばらく駐機されていました。

ニュース画像 1枚目:羽田空港 1994年2月15日撮影 JA8323 ボーイング767-381/ER 全日空
© FlyTeam コバトンさん
羽田空港 1994年2月15日撮影 JA8323 ボーイング767-381/ER 全日空

ANAは、2024年3月期の決算短信で767-300Fを3機退役させると発表しています。2024年7月には、「JA8358」がアンカレッジ経由で「飛行機の墓場」とも呼ばれるヴィクターヴィル空港へ、9月には「JA8664」もアンカレッジへフェリーされています。現在保有する767-300BCFのうち、最後の数字4桁のレジの機体である「JA8970」も今後退役する可能性が高く、動向が注目されます。

期日: 2024/11/12 〜 2024/11/13
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