エアバス・ミリタリの新計画、2013年にA400M4機デリバリー

エアバス・ミリタリの新計画、2013年にA400M4機デリバリー

エンジンのギアボックスに問題が生じて開発計画が遅れているエアバスA400Mですが、エアバス・ミリタリは2012年8月31日に新たな計画を発表しました。

EASA(欧州航空安全庁)の型式証明取得のための試験飛行中にエンジンオイルに金属片が見つかったMSN6の問題は、ユーロプロップ・インターナショナル(EPI)で原因究明がなされ、プロペラ・ギアボックスのカバープレートにクラックが入ったためと判明しました。すべてのエンジンがEPIに戻されて改修がなされ、速やかに試験飛行が再開されます。

これにより民間の型式証明と軍用の初期運用能力獲得が2013年第1四半期に延び、今年中に引き渡される予定だったフランス空軍向けの1号機(MSN7)は2013年の第2四半期、フランス空軍向けの2号機(MSN8)とトルコ空軍向け1号機(MSN9)、フランス空軍向け3号機(MSN10)は2013年末までに引き渡す予定です。

A400Mはこれまで何度も計画が修正されてきましたので、まだまだ予断は許せそうにありません。

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