ルフトハンザグループは、2028年から2030年にかけて引き渡し予定のエアバスA350-1000型機について、新たに5機を追加発注すると発表しました。これにより、確定発注数は15機となります。
今回の追加発注により、ルフトハンザグループが発注したA350シリーズ累計数は75機となり、そのうち28機がすでに運航中。残る47機は2031年までに引き渡される予定です。発注額はカタログ価格で約20億米ドルにのぼります。ルフトハンザグループは、60機のA350-900型と15機のA350-1000を保有することで、エアバスA350シリーズの最大顧客の一つとして位置づけられています。この発注で、同グループの機材近代化計画がさらに加速し、快適なサービスの提供とあわせ、CO2排出量削減の取り組みが強化されるとしています。
ルフトハンザグループのCEOであるカールステン・シュポール氏は、「この発注は、エアバスとの長年にわたる成功したパートナーシップへの信頼を示すものです。最新鋭のA350長距離機を導入することで、これまでにない規模での機材更新が進みます。持続可能な航空輸送の実現、CO2削減目標の達成、そしてお客様への最高水準の快適さを提供するための大きな投資です。」とコメントしています。
A350-1000は、2023年3月にも10機が発注されており、2026年4月からの引き渡しが予定されています。この機材は全長73.8mで、A350-900型に比べ約15%座席数が増加が増加。エアバスの顧客として最大規模を誇るルフトハンザグループは、1月からITAエアウェイズの統合を予定しており、新たに短距離・長距離合わせて100機のエアバス機材が同グループに加わる予定です。