韓国の「パラタ航空」(旧フライカンウォン)は、公式ウェブサイト上で運航乗務員や客室乗務員などの採用募集を開始しました。募集ページには航空機のデザインや客室のイメージ図なども掲載されており、運航再開に向けた動きが活発になっています。
フライカンウォンは2023年5月に全便の運航を停止、韓国の家電製造会社のウィニックス(Winix)に買収されブランド名を「パラタ航空」に改め、運航再開を目指しています。公式ウェブサイトには、エアバスA330型機とみられる航空機に青色の「PARATA」ロゴが描かれた機体の画像や、3-3-3の座席配列を採用した機内の内装画像が掲載されています。求人票にもA330およびA320ファミリーに関する記載があることから、就航時はこれらの機材を使用するものとみられます。
なお、同社はフライカンウォンとして運航していた当時、ボーイング737-800型機およびA330-200型機を使用していましたが、これらの機材は既に全機がリースバックされています。
「パラタ航空」は「ハイブリッドサービスキャリア(HSC)」として、日本や東南アジア各国方面への中近距離国際線のほか、アメリカ・ヨーロッパなどの長距離国際線を開設するとしています。フライカンウォン時代にも日本路線への就航実績があることから、運航再開後の日本飛来も期待できそうです。