日本航空(JAL)は、2024年1月から導入を開始したフラッグシップ機 A350-1000の初となる重整備の様子を公開しました。公開された画像では、羽田空港のメンテナンスセンターで作業用の足場が取り付けられた様子を見ることができます。
今回重整備を受けるのは、JAL A350-1000の2号機「JA02WJ」です。同機は2024年1月10日にメーカーより引き渡され、同年1月26日にJL6便 東京(羽田)〜ニューヨーク(JFK)にて就航。当初はJALの通常塗装で営業運行に入り、同年4月10日から16日に、導入記念の特別塗装を施工。2025年3月29日、JL44便にてロンドンから羽田へ飛行した後に、重整備入りしました。航空機を格納庫に入れて行う重整備は、C-CHECK・K-CHECK・M-CHECKの3種類に分けられており、フライト時間・経過年数に応じて整備要目が決められています。その中でも航空機の安全性を確保するために非常に重要となるC-CHECKが、3月下旬から4月中旬にて実施されています。
JALのA350-1000は現在8機が運用されており、東京(羽田)~ニューヨーク(JFK)、ダラス、ロンドン(ヒースロー)、パリ(シャルル・ド・ゴール)にて運航。2月12日から3月29日までの期間限定で、羽田〜シンガポール線に投入されました。