EADSノースアメリカは2012年10月29日、AAS-72X+武装偵察ヘリコプターの全米デモ・ツアーが完了し、来週ワシントンD.C.で開催されるアメリカ陸軍年次博覧会に展示すると発表しました。
AAS-72X+は、EADSノースアメリカがアメリカ陸軍に、OH-58カイオワ後継機に提案しているUH-72Aラコタ(EC-145/BK-117C2)の発展型です。ミシシッピ州コロンバスのアメリカン・ユーロコプターで生産され、ロッキード・マーティンがミッション・コンピューターや機器のインテグレーションを行う予定です。
同社は10月9日から19日まで、カンザス州フォート・ライリー、テキサス州フォート・フッド、ケンタッキー州フォート・キャンベル、ノースカロライナ州フォート・ブラッグの偵察ヘリ・パイロットに試乗の機会を提供しました。
また、9月下旬から10月上旬にかけてコロラド山中で、自主飛行デモも実施してOH-58の後継機としての可能性を評価しました。ここでは1万から1万4000フィートの高地での性能と操縦性を披露しました。
EADSノースアメリカでは、ASS-72X+はOH-58の近代改修計画とコスト面で対抗でき、2016年早くには配備できるとしています。