ベル・ヘリコプターとボーイングは2012年10月29日、アメリカ海兵隊からV-22オスプレイ用の地上訓練装置7基を7,400万ドルで受注したと発表しました。これにより燃料の節約、機体の消耗も防ぐことができ、ライフサイクルコストを大幅に削減することができます。
コンテナ化された飛行訓練装置(CFTD)では、基本的な飛行訓練のほかナイトビジョン・ゴーグルを使用した夜間飛行や編隊飛行、空中給油、艦船への着艦などの訓練もでき、他の航空機のトレーナーとネットワークでリンクすることもできます。
ベル・ボーイングでは、空軍用も含めてオスプレイの訓練装置各種を計28基納入してきた実績があります。今回納入されるCFTDの最初の2基は、2014年5月からオスプレイによる大統領空輸支援が始まるバージニア州クアンティコ基地の第1海兵ヘリコプター飛行隊に納入されます。その後2015年からハワイ、カリフォルニア、ニュージャージーに順次納入されます。
現在、145機以上のV-22オスプレイが配備され、海兵隊のMV-22はアフガニスタンに派遣され、空軍のCV-22は特殊作戦任務に使用されています。