メキシコの格安航空会社(LCC)、インテルジェットはすでに発注済みのスホーイ・スーパージェット100(SSJ100)20機に加え、10機のオプションを追加しました。インテルジェット・インターナショナルが2012年11月15日付けで発表しています。
インテルジェット向けのSSJ100はすでにイタリア・ヴェネツィアで機内装備、塗装などに着手しています。この機材は2013年3月にデリバリー予定で、その後は月1機のペースで納入を行う計画です。
インテルジェットは当初は15機を確定発注、5機をオプションとしていましたが、2012年のファンボロー・エアショーで5機のオプションを確定発注に切り替え、さらに10機導入のオプションを今回加えました。
スホーイ・スーパージェットはその商用1号機を導入したアルマビアと性能が予想とは反するといった問題、インドネシアでのデモフライト中の墜落、アエロフロート・ロシア航空が導入した初期の機材をビジネスジェットに転用し売却が報道されるなど、あまり芳しくない状態。その中で、西側諸国では初めてデリバリーされるインテルジェットが導入に意欲を示していることで、性能の懸念を払拭したいようです。