GD、伊アレニアと協力して米空軍へM-346練習機を売り込み

GD、伊アレニアと協力して米空軍へM-346練習機を売り込み

ゼネラル・ダイナミクス(GD)は2013年1月17日、イタリアのアレニア・アエルマッキとアメリカ空軍のT-X選定に協力して取り組むことを合意したと発表しました。

アメリカ空軍のT-X計画は、現有のT-38タロン練習機の後継機を選ぶもので、BAEシステムズがノースロップ・グラマンと組んでホークを、韓国航空産業(KAI)がロッキード・マーティンと組んでT-50ゴールデンイーグルを売り込んでいます。アレニアはM-346マスターをGDと組んで、T-100として売り込みを図ります。

M-346はもともとロシアのヤコブレフとアレニアが共同開発した新世代の練習機で、後に共同開発を解消してアレニアが独自に開発を続け2004年に初飛行させました(ヤコブレフもYak-130として開発継続)。これまでイタリア空軍、シンガポール空軍、イスラエル空軍、UAE空軍が採用を決めています。

GDというとF-16ファイティング・ファルコンの開発メーカーとして知られていますが、軍用機部門を1992年にロッキード・マーティンに売却しています。T-X計画で軍用機メーカーへの返り咲きを狙っているようです。

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