EADSとアレーニア・アエロナウティカの子会社で、ターボプロップ機メーカーのATRは2012年のデリバリー機は64機で、2011年から18%増え、これまでの危篤を更新したと発表しました。また、2012年の受注機数は確定74機、オプション41機、合計115機でした。
受注は11社から獲得、マレーシア航空、復興航空(トランスアジア航空)、ラオス国営航空などアジア太平洋地域の航空会社、アビアンカTACAホールディングスと中南米の航空会社にも拡大しています。
また、ATRの1981年の創業から通算で1,254機の発注となり、このうち半数が2005年からの発注。内訳はATR 42が437機、ATR 72が817機です。2012年までのデリバリー機数は1,033機で、内訳はATR 42が422機、ATR 72が611機です。ATRのバックログ(受注残機数)は221機で、90席規模の航空機メーカーでは最大だとしています。
なお、ATRはATR 42、ATR 72とも最新の派生系「-600」シリーズを製造、デリバリーを進めています。