RAFタイフーンのマレーシア派遣、伊空軍のKC-767Aが支援

RAFタイフーンのマレーシア派遣、伊空軍のKC-767Aが支援

マレーシアで開催中のLIMA 2013に参加するため、イギリス空軍のタイフーンがマレーシアに到着したとのニュースを2013年3月25日にお伝えしましたが、詳しい状況がイギリス空軍から3月25日に配信されました。

マレーシアに派遣されたのは第1戦闘飛行隊(No.1(F)Sqn.)のタイフーン・トランシェ1の4機で、ルーカーズ基地からキプロス、バーレーン、スリランカを経由して7,000マイルを4日間かけてマレーシアのバタワース基地に到着しました。

マレーシアへの派遣はLIMA 2013への参加はもちろんですが、飛行隊の展開能力を試す演習でもありました。

この長距離移動に際してはイギリス空軍のボイジャー空中給油/輸送機のほか、イタリア空軍のKC-767A空中給油機2機も支援に当たりました。

イタリア空軍のKC-767Aは航空自衛隊のKC-767と違い、プローブ・アンド・ドローグ式の給油装置3基と、機首に受油装置も備えています。

イタリアもユーロファイター参加国ですから、マレーシアへタイフーンを売り込むための共同作戦でしょう。

なお、3月25日のニュースでお伝えしたとおり、LIMA 2013に参加するデモ・チームは第29飛行隊(No.29 Sqn.)の所属です。機体がNo.1(F)Sqn.のものとみられます。

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