ロストバゲージに気をつける必要があるアメリカの航空会社は?

ロストバゲージに気をつける必要があるアメリカの航空会社は?

フライトはいつも楽しいだけで終るものではない、というのが残念な事実です。中でもこれから休暇、仕事に行く、または帰って来て荷物を整理したいという時にロストバゲージは最も身近であって欲しくないこと。アメリカの航空会社のロストバゲージ、機内閉じこめの現状が発表されました。

アメリカ運輸省(DOT)がアメリカの航空会社を対象に、そのサービス実態を調査しており、それによると2012年は最もロストバゲージが少なくなったと発表しています。年間では1,000人あたり3.09人と、1987年の調査開始から最も低い数値と改善されているようです。

また、ゲートから離れて離陸しないターマック・ディレイ(tarmac delays)は42件。ターマック・ディレイは、アメリカ国内の空港で出発時、ゲートから離れて離陸しない遅延は最大3時間とするルールが2010年4月から設定され、2011年8月にはアメリカに乗り入れる海外の航空会社にも適用されています。ちなみに、このルールが適用されていない2009年5月から2010年4月までの12ヶ月のターマック・ディレイは693件が報告されていたことと比べ、激減しています。

このほか、航空会社別の定時到着率、欠航率などが調査されています。各項目の詳細はDOTのレポートを参照ください。

荷物も3時間の機内閉じこめも、減少傾向ですが、それでも発生するのが実情。こうしたことに遭遇しないようにするためには、確率の低い会社を選ぶのが最善の策のようです。

■アメリカ航空会社のロストバゲージ率 (1,000人あたりロストバゲージ個数)
ワースト1位:アメリカン・イーグル:5.80
ワースト2位:エクスプレスジェット・エアラインズ:5.52
ワースト3位:スカイウエスト:5.26
4位:メサ・エアラインズ:4.68
5位:ユナイテッド航空:3.87
6位:サウスウェスト航空:3.08
7位:アラスカ航空:2.93
8位:アメリカン航空:2.92
9位:ハワイアン航空:2.88
10位:フロンティア航空:2.22
11位:USエアウェイズ:2.14
12位:デルタ航空:2.10
13位:ジェットブルー航空:1.88
14位:エアトラン航空:1.58
15位:ヴァージン・アメリカ:0.87

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