787の運航停止でテストフライトも、航空会社への納入もできない状態ながら、787の製造を続けているボーイング。その製造を行うペインフィールドはどうなるか、というと、置き場に困ってしまうのではないかと思うところ。そんな疑問に応え、ニューヨーク・タイムズがボーイングに確認したところ、「大丈夫」との回答だったものの、敷地は一杯になる可能性があるのでは、という記事を掲載しています。
787が運航停止する以前から、ペインフィールドにはエンジンが付いていない787を見ることができました。これは初期に組立てた機体を胴体剥離問題などにより、再作業を行っていたもの。ようやく軌道に乗りデリバリーが進んでいたところに今回の運航停止。現在は、新しい機体と作業中の機体で敷地は徐々にスペースが少なくなっているようです。
製造ライン、修正作業と順調に進み、デリバリー機数を増やそうと考えていただろうボーイングにとっては足の踏み場を確保する、という想定外の問題なのかもしれません。
787がズラリと並ぶ姿を観るには良いかも知れませんが、やはり飛行機は飛んでこそ価値のあるもの。何とか早期の問題解決に至って欲しいところです。