全日空(ANA)は2013年2月26日から、羽田空港旅客スタッフ間の業務連絡ツールとして、スマートフォンを導入しました。これまで使用していたMCA無線機では空港スタッフは音声のみによる情報交換でしたが、スマートフォンにより各種情報、NTTドコモの「ボイスミーティング」を活用し、効率的に情報共有を行います。この導入は、「もっと楽しく快適に、お困りの時にこそ安心を」テーマに業務革新を検討していた空港グランドスタッフの提案から実現しました。
これまでは、空港旅客スタッフがMCA無線機により音声のみのやりとり、空港内設置の業務用端末から運航情報、便情報などを得ていましたが、スマートフォンの携行により情報を一斉に音声、文字で受信できます。また、インターネットを利用して、到着地の交通情報、空港ターミナル情報など、利用者の要望にあわせて情報を画面で提供し、品質向上につなげます。
また、無線機は1対1のコミュニケーションでしたが、「ボイスミーティング」により最大約200名の空港旅客スタッフが必要な情報を共有することに加え、同時に会話がすることが可能になります。これにより、必要に応じて一部の複数スタッフがグループ通話し、業務の効率化が図れるとしています。