高松空港に緊急着陸ANAの787、パワーケーブルなどで大電流の痕跡なし

高松空港に緊急着陸ANAの787、パワーケーブルなどで大電流の痕跡なし

運輸安全委員会は2013年3月27日、高松空港に緊急着陸した全日空(ANA)の787、機体記号(レジ)「JA804A」の調査状況の進捗を発表しました。

この報告によると、パワーケーブル、コンタクターで大電流の痕跡ないとしており、メイン・バッテリーの外部に大電流が流れた痕跡は見当たらないとの調査状況が発表されました。メイン・バッテリー外箱の内部、外箱アース線付近で、大電流が流れた可能性が考えられるとしていますが、根本的な原因の解明には至っていないため、引き続きこのバッテリーを中心に調査を進めます。

今後の調査はバッテリーの分解調査結果、デジタル飛行データ記録装置(DFDR)などの記録データの解析、バッテリーと周辺機器の親和性、バッテリー認証経緯について調査するとしています。

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