成田空港のカーフュー、午前0時までの弾力的運用 低騒音機が対象

成田空港のカーフュー、午前0時までの弾力的運用 低騒音機が対象

国土交通省は成田空港の離着陸制限(カーフュー)を午前0時まで延長、弾力的に運用すると発表しました。成田空港の地元との調整により、出発空港における悪天候による遅延、悪天候で他空港にダイバートしたことによる遅延とその影響による玉突き遅延、目的地空港の悪天候による成田空港への引き返し、やむを得ない理由による遅延について、午前0時まで離発着が可能となります。

この対象機材は、747などをのぞく低騒音機のみで、着陸料と同額の割増料金を徴収し、割増分は全額を地域に還元する日本では初めての方式を採用。遅延が多く発生している航空会社は航空局が改善を指導し、場合によっては弾力運用の対象外とします。また、地元から求められている情報公開を徹底するほか、一定期間の経過後に検証を行います。

なお、カーフュー時間帯でも「緊急またはやむを得ない事態」の離着陸はこれまでと同様に可能です。具体的には、機体の安全上の異常事態、急病人の発生など生命に関わる異常事態、捜索や救難、成田空港での異常気象など。また、今回の弾力運用では早朝時間帯の午前5時からについては離着陸は見送られることとなりました。

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