アントノフは2013年3月28日、An-148の新たな派生系An-148-100EMの追加型式証明を取得したと発表しました。このAn-148-100EMはロシア非常事態省向けに開発したものです。テスト飛行は2013年1月25日から2月18日に実施されました。
An-148-100EMは客室にビジネスクラス仕様と医療用コンパートメントを装備したもので、医療用の部屋は2室から6室を装備することができます。この部屋では飛行中にも医療行為を行うことができます。型式証明の取得にあたっては、ストレッチャーなどで患者の機内への搭乗、降機のテストをはじめ、飛行中の医療器具の運用状況などが確認されました。
An-148はリージョナルジェットとして開発され、通常は68席から89席の客席を装備でき、航続距離は4400キロメートルです。現在、16機が3ヶ国で使用されています。