GE、777Xに搭載するGE9Xの高圧圧縮機を90%スケールでテスト

GE、777Xに搭載するGE9Xの高圧圧縮機を90%スケールでテスト

GEアビエーションはボーイングが開発を進める777Xに搭載するGE9Xエンジンで、2013年はおよそ2億ドル以上を投資して研究を行うとしています。ハイライトは今夏に高圧圧縮機(HPC)リグを90%のスケールで組み立て行います。

すでにファン、燃焼器、高圧タービンでは成熟した技術があり、新素材のセラミックマトリックス複合材料(CMCs)について成熟を高め、設計、機能強化を行います。HPCの設計改善でおよそ2%の燃費向上が見込まれます。

GEアビエーションは777X向けのGE9Xエンジンの研究について、すでに数年にわたり着手しています。エンジンの重量はおよそ10万ポンドで、現在の777-300ER、777-200LRなどに搭載されているGE90-115Bエンジンと比べて10%の消費燃料の改善、第4世代コンポジットファンブレードの採用、27対1の圧力比による高圧圧縮機などです。なお、2015年にフルコアでのテストを行う予定です。

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