オスプレイ6機が大西洋を横断 緊急即応性を実証

オスプレイ6機が大西洋を横断 緊急即応性を実証

アメリカ海兵隊は2013年4月27日、6機のMV-22Bオスプレイが2機のKC-130J給油機の支援を受けて、ノースカロライナ州ニューリバー海兵航空基地からスペインのモロン・デ・ラ・フロンテラまで飛行したと発表しました。

この大西洋横断は第365海兵中型ティルトローター飛行隊(VMM-365)ブルーナイツによるもので、オスプレイ飛行隊では最長、最大の飛行でした。

MV-22BとKC-130Jは、アフリカでの緊急事態に即応する特殊目的・海兵空地任務軍・緊急即応(SP-MAGTF-CR)の一部となり、軍事作戦や民間人の緊急避難、人道支援、災害救援、捜索救難に対応します。

MV-22Bは完全武装の20〜24名の兵員を乗せて、空中給油なしでも325海里(約602キロ)飛行することができ、これは従来の中型ヘリコプターの4倍の航続距離です。そして2倍のペイロードを搭載し、3倍速く飛ぶことができます。

アメリカ海兵隊はオスプレイにより揚陸艦隊の支援を受けずに、緊急即応が可能になったことを実証したことになります。

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