ボーイングは2013年6月2日、787の長胴型の派生系、787-9の最終組立を開始したと発表しました。エバレット工場で5月30日にパーツが運び込まれ、組立を開始しました。製造番号「41988」、ライン番号「126」の機体です。ボーイングでは世界中のサプライヤーから「787-9」向けのパーツをスケジュールを前倒して納入されたとしています。
ボーイングは「787-9」の開発プログラムでは3機をエバレット工場で製造する予定。この3機はライン番号「133」、「139」となる見込みです。
「787-9」は「787-8」と比べ、胴体は6.1メートル長く、約40席ほど多い座席を設置することが可能で、航続距離は555キロ延長された機体。同サイズの機体と比べ、燃費は20%改善される見込みです。
初フライトは2013年後半を予定、初号機はニュージーランド航空へ2014年初頭に引き渡しされる予定です。この787-9は日本航空(JAL)、全日空(ANA)を含む20社、355機が発注されています。