小野寺防衛大臣は、2013年6月2日にフランスのル・ドリアン国防大臣とシンガポールで会談を持ち、フランスからロシアと中国への武器輸出について懸念を伝えました。
フランスはロシアにミストラル級強襲揚陸艦を、中国にヘリコプターの着艦拘束装置を輸出する契約を結んでいます。ロシア向けのミストラル級は2隻建造中で、1隻が極東に配備されると見られています。また、ヘリコプターの着艦拘束装置は、悪天候でもヘリコプターの運用が可能になり、尖閣問題を抱える日本にとっては新たな脅威となる可能性があります。
ドリアン大臣は「直接武器に当たらない」と日本の懸念をかわしたもようです。